大きな満足感・幸福感は収入が2倍になるよりも「心の健康」が重要に:英研究

英国のロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)は、幸福感や心の健康、収入や社会性に関する研究をおこなっています。

経済協力開発機構のOECDとおこなった共同研究では「人々の心の満足感や幸福感を満たすものは物質的なものではない」ことを結論付けている研究結果が存在しているのです。

「幸福感」お金などの物質的なものよりも、「心の健康」が重要になる

ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスは、これまで幸福感などに関する複数の研究をおこなってきており、最近の研究では20万人のデータを対象に幸福度を数値化したものがあります。

この研究では、心の健康を軸に肉体的な健康や教養(教育)、パートナーの有無を人生の幸福度と結びつけ、結果、研究者たちは最も幸福感や満足感との重要度が低い要素を「教養」であるとまとめました。

人は収入が2倍になるよりも、パートナーの有無が「幸福感」に繋がる

さらに、この研究では「所得」は数値にして1%ほどの幸福感に繋がっているとしつつも、収入源の増加が幸福感の源となる訳ではないことを示唆しているのです。

研究データの中では、研究対象者に恋人ができた場合、幸福度が当初の0.6ポイントから約3倍高まったのに対し、給与が2倍に増えた場合では0.2ポイントほどの上昇のみであるとまとめられています。

なお、幸福度がマイナスになる要因に関しては、抑うつや不安感を感じることで幸福度が最大0.7ポイントほども下がることなどが伝えられています。この研究は経済と国民の幸福度等に関する研究であり、次のように述べらているのです。

「私たちの調査データでは幸福度の高い社会を築くことで、その国の政治が長期間に成功を収めていることを示すこともできる。今後、国の経済成長などを考える上で、国民の幸福度に目を向けることは信頼できるデータとなる事でしょう。」

今回のように、収入と幸福感を結びつけ数値化することは比較的、珍しいものながら、研究報告書では各国の経済成長に関して、今後は人々の幸福度を軸に考え、向上させていくことが重要になることを示唆しています。

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